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「茶道具買取 菓子鉢」
のご紹介

　日常でも使い、茶の湯文化においてもとても重宝されているのが、菓子鉢です。茶の湯の席では抹茶は核となるものですが、その抹茶をより楽しむための茶菓子も非常に大切な存在です。そのため、菓子鉢にも意匠を凝らしており、その品質で大きくおもてなしが変化します。種類も豊富で、蓋物や皿型、そして鉢の形をしたものなどがあります。素材もラインナップが多く、焼物はもちろん、竹などの自然素材を用いたものもあります。装飾を華やかなに施したものなどは、一見菓子鉢には見えず、素晴らしい芸術品としても扱われています。菓子鉢は、室町時代の茶の湯の信仰から始まり、次第に世間にも広まりました。

茶の湯の精神性を感じさせる美しさ、菓子鉢

　そのデザインはとてもシンプルで、さりげなく光沢を放つ素材で、そこには花や季節のモチーフなどが筆入れされています。茶の湯の精神を感じる、繊細で華やか、おしとやかな控えめな姿は、まさに日本美を感じさせるものです。彫りがなされたものはより一層目を惹くものがあります。菓子鉢には、フルーツなどを象る彫刻がなされたタイプのものもあります。素材や機械による大量生産であれば、非常に安価ですが、伝統的な職人と塗師が作り出す菓子鉢では、かなりの価格となり、芸術品として扱われることも少なくはありません。普段、日常的に扱われているものであるからこそ、その価値が作りや仕様で大きく変化していくのが、この菓子鉢です。是非、注目していきたい茶道具のひとつです。