上村松篁

上村松篁

上村松篁 丹頂(一対)

昭和期に活躍した日本画家、上村松篁。彼が描く絵はほとんど実写に近く格調の高い作風が特徴です。特に花鳥画を得意としており京都市立絵画専門学校(現:京都市立芸術大学)に入学。それと同時に西山翠嶂に師事。画塾の青甲社に入塾し、帝展・日展で「閑庭迎秋」で帝展初入選を果たしました。この作品から見る限り既に才能が開花していることがうかがえるエピソードです。その後、新たな日本絵画の創造を目指して日展を離脱し、山本丘人や他の日本画家と共に創造美術という新団体を結成し、透徹した自然観察をもとにした現代感覚あふれる花鳥画に新境地を置き、昭和58年に文化功労者を翌年には文化勲章を受章した天才画家なのです。画家として初期から晩年までの花鳥画の代表作を中心に、それからあまり紹介されることの少ない歴史風俗画まで見てみると几帳面なのか分からないが実写に近い作風となっていて物凄い純粋さを感じます。彼の作品、特に鳥に関するものについては強いこだわりを持っており、「鳥の生活を理解しなければ、鳥は描けない」と言い、鳥の観察を目的としてインドへ放浪。他にもオーストラリア、東アジア等を中心に旅をして描くほどの生真面目さのある画家なのです。これらの作品の大半は絵の具は胡粉を使い筆は2本使っていて、1本は水用の筆を口にくわえ水の量を調節し絵の具に重ねて濃淡をつける繊細な技。これは日本画独特のぼかしの技法の特徴。羽毛の毛先まで魂を込めて、描かれています。このように代表作「丹頂」では透明感があって繊細な羽根の一枚一枚。見ていると神秘的な魅力を感じます。勿論単なる鳥の写生だと思って飾ってあっても見向きもしなかったっり興味のない人や絵の感じがあまり好きでない人もいると思います。中には本物にそっくり過ぎて気持ち悪いと思ってしまったり、引いてしまうという人もいますよね。しかし、自分の身を削ってまで描いた絵こそ魂が宿っていると言えるのではないでしょうか。上村松篁はそういう画家だったのです。

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