久野和洋

久野和洋

洋画家、久野和洋は愛知県生まれです。画家として大成することを目指し20歳で状況しており、1961年には武蔵野美術学校第二本科西洋画家に入学の後、美術彫刻先行編入、そしてパリへの美術留学を果たしています。久野和洋の作品の特徴としいて、独特の目線から切り取られる写実的な世界観と、暗めの色使いで見せる幻想的ながら淡い空気噛んで対象物の本質を完全に切り取っているのです。その高い技術と、美術界の発展に貢献した久野和洋は日本における具象化の歴史において、存在を忘れることは出来ない大家なのです。そんな久野和洋の作品の中でも、代表作とも言える作品「水溜る」は1985年に描かれた秀作です。重たく、土が水がしめる様が彼の独特のタッチで描かれており、少し不気味さも感じ取ることもできながら、はかなさ、無という静けさの中に美しさを受け取ることもできます。殺風景とも取れるこの風景の中にまばらに咲き誇る白い花々が、華奢ながらも辛い時代を生き抜いて行く、日本人美女の可憐さも感じれます。霞がかかる幻想的で、静けさのある風景を多く描いた久野和洋の作品の中でも人々の心の中に訴える、質の高い作品となっているのです。久野和洋は1974年に招待研究生として、パリ高等美術学校に留学していますが、その当時の彼に影響を与えたのがルーブル美術館で出会う、ジョットの作品でした。この、ジョットが描く作品はテンペラ技法と呼ばれる、独特の技術によって描かれたもので、当時の久野和洋は毎日のように模写に没頭していったといいます。当然、その後の彼の作品における至箇所にはジョットの影響を受ける部分も垣間みれるのですが「地の風景・かたすみ」「地の風景・明ける刻」などを見ると、完全に自分の作風に落とし込んでおり、日本を代表する具象画家といえるのではないでしょうか。数々の名誉ある賞に輝いており、また日本の美術界に常に貢献していた久野和洋。彼の存在はかならず洋画を目指す若者達に大きな影響を当て続けるのではないでしょうか。

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