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古書 揚州周延

揚州周延

明治期の浮世絵描き、骨董買取・揚州周延。その独特の色彩感覚にドラマチックな構図で多くの人が、魅了され続けています。江戸城内の様子であったり、洋風、宮廷官女、大奥風俗など様々なシリーズものを手掛けています。1838年、揚州周延は越後国高田藩の下級藩士橋本弥八郎直恕の長男として生まれます。 15歳の頃より、歌川国芳に絵を学んでおり、その後は三代目豊国につき、歌川派の浮世絵師として活動を続けます。しかし、豊原国周門下に転じて周延という号で新しく活動を開始します。幕府に従事をしていたのですが、高田藩から家禄半知または降格、あるいは隠居廃人の処分を受けることとなります。 その後は、東京に戻っており、そこで浮世絵の制作に力を入れることとなります。当初、武者絵であったり、西南戦争などをモチーフにした作品を多く描きます。力強く、そして鮮やかな揚州周延の作品は瞬く間に人気を博して行きます。っそひて、江戸っ子のしらない江戸城の「御表」と「大奥」を3枚続の豪華版の錦絵で発行します。 こうした、新しい切り口が非常に評判を呼ぶこととなり、江戸浮世絵の再来として大人気になっていきます。江戸城大奥の風俗画であったり、明治開化期の婦人風俗画など、多くの人々の心を掴むような美しく大衆的な作品を生み出し、名実ともに浮世絵の大家として名を挙げて行きます。シリーズものを多く手掛けたいたこともあり、「真美人」大判36図や「時代かがみ」、「大川渡し舟」などがあります。 さらには、「千代田の大奥」に「温故東之花」など、江戸時代には描くことが出来なかった、徳川大奥や幕府の行事を記録しているシリーズには、非常に多くの注目が集まっていました。さらに、欧風化していく日本の文化に合わせ、ニューファッションなどを取上げて錦絵に描きます。 「チャリネ大曲馬御遊覧ノ図」に「倭錦春乃寿」、「女官洋服裁縫之図」など、時代を反映させた作品も多くの人々の心を魅了していったのです。古書買取に関しても、揚州周延の作品は非常に評価が高いことで知られています。天才浮世絵画家として、大成功を収めた揚州周延。その画力だけでなく、時代を見る洞察力の高さも素晴らしい人物だったのです。

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