古書 谷文晁

谷文晁

南画界の重鎮であり、四条派や土佐派、洋風画など様々な影響を自らの芸術に解釈してしまう才能豊かな人物が、骨董買取・谷文晁です。現在、その作品の素晴らしさに再注目されており、多くの人々を魅了する天才画家として崇められています。1841年に生まれた谷文晁。12歳という若さでありながら、父の友人であった加藤文麗から狩野派を学び始めます。 絵画への情熱を高く持ち合わせていた谷文晁は、狩野派の独特で繊細な画風を手に入れて行きます。そして、18歳のころには、渡辺玄対に師事。しかし、その後より様々な画風を研磨したいと考えたことで、北山寒巌につき北宋画を学び始めています。 数々の画風を学ぶことで、より自分の描きたいものを見つけて行く谷文晁は、狩野光定からまた狩野派を学ぶだけでなく、大和絵では古土佐や琳派、円山派、四条派など、とにかく数々の流派の絵画を学び続けています。そして、そんな26歳の頃、釧雲泉より正式な南画の指導を受けることとなります。 そこで、南画の基礎的な技術を用いた谷文晁の持つ独特な世界観を完成させていきます。元々、数々の流派を知っていた谷文晁は、山水画や花鳥画、人物画、仏画なども描き続け、「八宗兼学」という独自の画法まで確率しているのです。仕官としての一面も持ち合わせており、26歳で田安家に奥詰見習、定信の江戸湾巡航に随行し、ており、公余探勝図などを制作しています。 また、自らも画塾を開いた画塾写山楼には、多くの弟子が入門しています。渡辺崋山・立原杏所など、誰もが知る大画家を輩出しており、その教育者としての才能も類い稀なるものだったと思われています。晩年になってからは、亀田鵬斎、酒井抱一と「下谷の三幅対」などという呼ばれした生活を送りますが、矍鑠として筆を持っていた熱心な一面もあります。 公余探勝図や戸山山荘図稿、彦山真景図などの代表作を残しており、現在の日本美術界における最高峰の人物と言って過言ではないでしょう。古書買取に関しても、谷文晁の作品は非常に需要が高く高価買取です。幅広い知識と技術を、全く新しいものへと昇華させた天才画家、谷文晁。今だからこそ、より彼の作品が評価され始めているのです。

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