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寺島龍一

寺島龍一 ガンダルフ

洋画家、寺島龍一は1918年に生まれです。人物画、特に女性像を多く描いてきた寺島龍一はその作品の持つ独創性を買われ日展や光風会などで活躍しています。元々、東京生まれであった寺島龍一は画家を目指し東京美術学校に入学、その後、寺内萬治郎などに師事し画家としての力をつけていきました。寺島龍一が描く様々な人間像は非常に荒々しくも繊細なタッチで描かれた裸婦画に始まり、抽象画のように一筆書きのように描かれながらも、その写実性に富んだ物の捉え方で芸術作品にまで持って行ってしまうような素晴らしい作品ばかりです。寺島龍一の描く裸婦画ですが、非常に数が多くどの作品も秀作なため紹介しきれません。しかし、その作品の芯となる間隔なのですがまず、一見無造作に計算などはなく描かれているのかと思わせます。しかし、素晴らしい感覚であると気付かされるのが、太いラインや線の繊細さを駆使した陰影を使った立体感の出し方です。バックに配置された色彩のバランスや、女性の体をより繊細に見せる構図の取り方など、まさに寺島龍一の世界感は見るもの全てを魅き込む素晴らしさなのです。そんな裸婦画に始まる人物画を多く描いた寺島龍一ですが、実は児童書の挿絵や表紙絵などのアートワークも手がけており、その方面でも非常に高い評価を得ています。ロード・オブ・ザ・リングで今や多くの人々に知れ渡った「指輪物語」においても、原作への挿絵を担当しているのです。優しく、慈愛の精神に満ちた心優しい寺島龍一ですが挿絵や今までの積み上げから子供向けの著作なども自ら手がけており、様々な名作を残しています。また、自身の芸術活動だけでなく、教育者としても業界に大きな貢献をしています。1979年までは筑波大学の教授も勤め上げており、日展では理事、光風会では理事長までも勤め上げているのが注目です。活躍の場を常に求め、自分自身の描く作品にもエキゾチックな風を落とし込み、常に新しい美術を求めた寺島龍一。彼こそ、日本の美術界に重要な人物の一人なのではないでしょうか。

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