懐中時計

懐中時計

懐中時計

懐中時計は腕時計ができるまで、携帯する時計としてずっと使用されてきました。手巻きで、鎖や紐などで竜頭のフックにかけて、衣服やポケットに入れて持ち歩きできるような使われ方をしていました。使用目的によって、竜頭の位置が12時の位置だったり、3時や6時の位置にあったりしていました。主に4つに分類され、オープンフェイスといって蓋のない最も標準スタイルの懐中時計ですが、これは傷つきやすいという面もあります。

実用性から芸術の域へ

ハンターケースとは、懐中時計の保護を目的に上蓋がついているものです。蓋が文字盤側についているものと逆に後ろについているものがありました。スポーツである狩猟などで落馬することで懐中時計が壊れやすかったので、保護蓋を取り付けたことからこのハンターという名前がついています。大体竜頭が開閉ボタンを兼ねている場合が多く、竜頭をボタンのように押すと蓋が開くスタイルになっていました。だんたん時計の保護というより、装飾が施されたものがふえて、ファッションの一部として栄えていきました。アンティーク風の懐中時計を懐から出す光景を時々シネマの中で見ると、とても品がよく、格好よく見えますよね。 ナポレオンは、ハンターケースの中央部が抜けていたり、ガラス張りになっていて、閉じた状態でも時刻がわかるようになっている種類の蓋付懐中時計の名称です。スケルトンはケースや文字盤部分にガラスを用いたもの。懐中時計の醍醐味である精巧な機械を鑑賞できるようになっていて装飾品のような時計。機械式とクォーツ式があって、機械式は手巻きがほとんどで、振動を加えることによってぜんまいが巻かれる自動式もあるにはあったのですが数は少ないです。クォーツ式は現代の腕時計と同じだが、手巻きのめんどくささと時間誤差が少ないので使い勝手はいいもののあえてアナログの機械式を使う人も多いです。 懐中時計はちょっと懐古趣味の感はあるものの、なんでも合理的な現代になぜか落ち着きを感じさせてくれるアイテムではないでしょうか。

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