掛軸 寺島紫明

寺島紫明

女性1人を描き続け、最高の美人画を生み出し続けた画家、掛軸買取 寺島紫明。女性の美しさを清冽に描き続け、一切の曇りのない清新な作品に、未だ多くの人々が虜になり続けています。1892年に兵庫県明石市の木綿問屋に生まれた寺島紫明。幼少の頃から既に絵画や詩歌、文学書を愛し絵画での成功を毎日夢見ていました。画家として生計を立てて行くことを決心した寺島紫明は、上京を決意、そこで鏑木清方に師事をします。繊細で芯の強い作風で知られている鏑木清方に日々教えを乞う寺島紫明は、次第にその才能を開花させていきます。自然な流れで美人がを多く描くこととなります。しかし、ここから10年間はなかなか大きな賞などを獲得できず、苦悩の日々を重ねます。しかし、35歳の時に帝展での出品で人生が変化しています。ついに、この帝展で初入選を果たし、名声を上げます。この入賞をキッカケとし、日展に文展など名だたる展覧会で受賞を続けて行くことになったのです。そんな、寺島紫明は入選後も美人画を書き続けます。その中でも1955年に発表している「美人」が特に有名なのではないでしょうか。少女をモチーフに描かれたこの作品は、淡い緑を全体の主体にしており、爽やかな印象を生み出しています。しかし、少女というモチーフながら、その艶めかし眼差しや、透き通るような目など、清冽な雰囲気を生み出しているのが独特です。師の描くものの影響は強く受けているものの、独特の幻想的なタッチというのは、まさに寺島紫明独特でしょう。高名になっていくと、純度の高い美人画が中心となります。晩年になっていくと、拠点を関西に移し、西宮に居を構えては芦屋の婦人などを描くようになったと言います。この寺島紫明の作品は、掛軸買取においても、非常に高い評価を受け続けています。美人画が特に有名ではありますが、それ以外の作品も人気です。自らの才能を信じ続け、遅めのデビューではあったものの画壇として大成した寺島紫明。寺島紫明という、自らの芸術の真実を知る事ができた幸せな画家だったのかもしれません。

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