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掛軸 小島和夫

小島和夫

旅する画家。こういった呼び名で呼ばれることも多い掛軸画家が、小島和夫です。小島和夫は、1945年に北海道に生まれます。様々な場所へ赴き、文化を感じ、そして芸術として昇華させていくことを得意としていますが、晩年は制作拠点を故郷である北海道に落ち着かせています。 画家を目指した小島和夫は、東京に上京し、東京芸術大学日本画専攻に入学をします。絵画の基礎から様々な技法なども学び、その研ぎすまされた才能は在学中にも知られていました。東京芸術大学日本画専攻卒業と同時に、院展に出品した作品が初入選を果たすこととなります。周囲からも羨望の眼差しを受ける小島和夫でしたが、決してそこで慢心をすることは無く、平山郁夫に師事をしてより崇高な教えを乞う事になります。結果、この平山郁夫の影響も非常に大きく日本画界の大家として名を知らしめることとなります。小島和夫という画家を語る上で欠かすことができないのが、旅でしょう。様々な場所で旅をしては、そこの庶民の姿であったり、人間的な一面をより濃く感じさせるような構図とタッチで描き続けて行きます。さらに、その旅をした場所も北京に新疆ウイグル自治区、インドを始めとしたアジア圏、モロッコにウズベキスタン、チェコやルーマニアにスペインなどなど、とにかく世界中の人々がアイデアソースとなったのです。その筆遣いは荒々しさは一切なく、穏やかで静けさも感じさせる繊細とぬくもりを感じさせます。しかし、ただ静かなだけでなく、その人物の眼差しなど強さもしっかりと感じさせる、写実力の素晴らしい秀作ばかりです。 創作活動の傍らでは、札幌高等専門学校の教壇に立っては、美術界の後進のためにも貢献を多くしていました。掛軸買取でも、「印度の夕(カッチ湿原)」「街角(イスタンブール)」「サマルカンドの男(ウズベキスタン)」など旅をして描いた作品が人気です。旅する画家、日本画家。彼の歩み続ける芸術という人生こそ、本当に求めている行き先なのかもしれません。

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