掛軸 小野竹喬

小野竹喬

洋画の手法を取り入れた淡く、優しい筆遣いで知られる画家が掛軸買取 小野竹喬です。89歳にいたるまでの70数年を絵画のために捧げ、その温和な人柄から生まれる美しい風景画などは、数多くの人々の心を魅了し続けています。小野竹喬は、1889年に 岡山県笠岡市西本町に生まれます。幼少の頃より絵画に興味を持ち、自らも絵画の世界で行きて行きたいと心に誓うようになります。そして、1906年、ついに彼の絵画の道が開けるようになるキッカケが起こります。それが、日本画壇である竹内栖鳳でした。竹内栖鳳に師事を乞うた小野竹喬は、その時に竹橋の号を授かることとなります。合わせ、絵画の基礎も身に着けて行こうと京都市立絵画専門学校にも通い、無事卒業。その時の同級でもあった村上華岳と土田麦僊組み、国画創作協会を設立するに至ります。常に新しい日本画の世界を生み出そうとし続けていたこともあり、当初は日本画らしからぬタッチの作品も多く描いています。そんな小野竹喬なのですが、30歳を過ぎた頃にその画風を手に入れることとなります。印象派でもあるセザンヌの絵画技法に強い影響を受け、その洋画的技法を自らの芸術の中へと織り交ぜていくことにしたのです。日本の美しい風景は、生まれ育った瀬戸内海の風景が多く、郷土愛溢れる作風で多くの人々の評価を得続けて行くことになります。さて、小野竹喬の作品作りはそれに止まらず、大和絵を新たな解釈で描き続けていったものもあります。伝統的な大和絵が持つ繊細は残しつつ、小野竹喬なりの新たな視点で構図を取られた作品は、数多くの美術関係者を驚かせることとなりました。「仲秋の月」は、淡い緑の濃淡を絶妙に描き、洋画的な立体感を生み出す独特な作品です。それに加え、「樹間の茜」では、ぼやけた線では無く、ハッキリと力強い構図で描かれているのですが、郷愁を誘うような鮮やかな色彩で心が奪われます。掛軸買取においても、小野竹喬には高い評価があります。笠岡市名誉市民、文化功労者など、数々の名誉ある賞を受賞し続けた希代の画家、小野竹喬。彼の目指した新しい日本画は、永遠に日本の宝となっていくことでしょう。

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