掛軸 牧進

牧進

自然の中に潜む情緒をみずみずしく描き、その写実力と美しい繊細なタッチで多くのファンを残す画家が、掛軸買取 牧進です。川端康成に支持をし、厳しいながらも「日本の美しい四季、春夏秋冬を描き続けるように」という言葉を生涯守り抜いたことでも知られています。牧進は、東京市豊島区椎名町3丁目に1936年に生まれます。父親が日本画家でもあり、幼少の頃から絵画へと触れる機会に多く恵まれていたと言われています。父親は、日々研鑽を積んでいたものの、召集された訓練中に銃剣が目に入ってしまい、ビラ描きの仕事での生計を立てることとなってしまったようです。そんな不遇にも負けず、牧進は絵画への道を目指して行きます。生家は、空襲によって焼かれてしまい、本郷区立千駄木国民学校へと転向。日本画の手ほどきを父から受けたり、仕事を手伝ったりと、どんな状況であっても常に絵画への姿勢を崩すことはありませんでした。そんな、牧進と生涯の師である川端康成との出会いは1952年です。春の青龍展で声をかけられ、その流れで内弟子として入門。ここから、日本画家としての牧進の人生がスタートすることになるのです。以後、毎日のように研鑽を積むことで、より才能に磨きをかけていきます。結果、1957年には 青龍社第29回展での「白薔薇」が初入選を果たすこととなります。翌年も、春季次賞を受賞、以後、数多くの受賞をしていくこととなるのです。そして、牧進29歳の時、川端龍子逝去と共に、青龍展も解散となります。それ以降は、無所属の画家として個展を中心に作品を発表し続けることとなります。様々な場所で開催される個展では、美しくみずみずしい郷土愛の籠った牧進らしい作品が並びます。その間にも、展覧会などへの出品はしており、第3回山種美術館賞展での「叢」は、優秀賞を受賞するなどしました。掛軸買取においても、牧進の作品は非常に評価が高く、その味わい深い作品へのファンは多くいます。幼少時代の不遇にも負けず、1人の師との出会いで人生を劇的に美しく変化させていった画家、牧進。彼の功績こそ、日本が誇るべきものだったに違いありません。

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