日本画 中島虎威

中島虎威

中島虎威は、1943年に東京都生まれの日本画家です。日本美術院同人の名島多茂都の次男として生まれた中島虎威は、幼少の頃から絵画に触れる機会が、多く画家を目指す環境が整っていました。父の影響を受け、東京芸術大学の日本画科に入学し研磨します。卒業した1967年には、第52回院展で「城門」が初入選しており、それ以降17回の入選を果たすなど院展を中心に活躍をしてきます。中島虎威の作品は、日本画独特のタッチだけでなく、繊細に情景を切り取る描写力でも定評があります。特に、国内の風景を描いた作品はどこか哀愁を漂わせれるだけでなく、力強い芯の通った部分もあり魅力的です。「若葉と残雪」では、まだ雪が残る山々と今から春の芽吹きの訪れを待つ、日本人の侘び寂びが絶妙に表現されている素晴らしい作品となっています。中島虎威は、国内で特に評価が高く、様々な賞を受賞している事でも知られています。1972年には第16回シェル美術賞展で「峋」が2等賞を受賞、1987年には茨城県展では「松林筑波」が永田春水賞を受賞しています。数々の名誉を受け、徐々に美術界への評価を上げて行く中島虎威あのですが「日本画でしかできない表現とはなにか」を、日々追求し出します。結果的に、この気持ちが日々大きくなっていき、できるだけ何か縛られるのでは無く、自由な立場としての芸術家として取り組みたいと思うようになります。結果的に、多くの賞を受賞して活躍をしていた院展を去り、その後は無所属として、個人活動を行います。個人での活動をし出した中島虎威は、個展を非常に積極的に行うようになります。つくば日本画作家展、TX開通記念つくば美術展、など2000年以降も衰えをみせずに活動を続けます。2009年に第45回記念亜細亜現代美術展で、フジテレビ国際賞を受賞。2010年には、第46回亜細亜現代美術展 亜細亜美術交友会優秀賞など大きな評価を得ることなりました。父子ともに、日本の美術家をリードした中島虎威。彼の功績は、これからも多く取り上げられることでしょう。

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