日本画 丸山晩霞

丸山晩霞

丸山晩霞は1867年に生まれた日本画家です。長野県に生まれた丸山晩霞は郷土に強い感情を込めた風景画を多く描いているのですが、日本に止まらず世界の美しい風景を描きます。日本画と洋画を混ぜ合わす独特の画風が各方面で高い評価を獲得しています。そんな丸山晩霞の本名は健作と言います。実家の家業が蚕業と蚕種製造業を営む農家だったこともあり、父親が蚕種貿易商の仕事で様々な場所に赴くことが多かったのだと言います。そして、横浜の行った土産として買ってきたのが錦絵だっとそうです。この錦絵の美しさに心を引かれた丸山晩霞は、幼少ながら画家を目指そうと思うキッカケとなり、その後の活動を大きく揺さぶることになったのです。

水彩画の魅力に取りつかれた丸山晩霞

本格的に絵画の道を歩んで行くために丸山晩霞は1888年に上京、画塾彰技堂で学んで行きその後の1895年に吉田博との出会いにより水彩画の魅力にも取りつかれます。その清冽な画風との相性が良かった丸山晩霞は三宅克己・木下藤次郎などと明治後期以降の日本の近代絵画の歴史に新しい風を吹き込んでいったのです。そんな丸山晩霞の作品なのですが、やはり長野県の地元を描く作品が多く見受けられます。「雨の山里」では、中央に緩やかに流れる川を配置し、その周りを山々や民家の郷愁漂う雰囲気で描いています。霧がかった山の奥の幻想的な雰囲気と、前列の写実的な石や岩肌の距離感に洋画の印象も受けとることが可能なのです。そして「公園」では、全体を赤く包み込み、秋の公園の一コマを温かい気持ちで感じることができます。繊細ながら美しい紅葉を繊細に描くその筆遣いも写実的であり、丸山晩霞のモダンなセンスの良さも感じることができます。世界の各国を取材しながら制作を続ける一方、太平洋会で日本水彩画会の創立にも貢献しています。故郷を愛し続けていた丸山晩霞ですが、1942年に自らのアトリエでその美しい人生に幕を閉じました。数々の維新をてがけてきた画家であった丸山晩霞。彼の選んだ道筋とその功績は広く、多くの人間の心を感動させ夢を見させていたことに違いないのではないでしょうか。日本画買取 丸山晩霞は八光堂にお任せ下さい。

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