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日本画 勅使河原蒼風

勅使河原蒼風 半神半獣

勅使河原蒼風は1900年に生まれた日本画家です。画家という括りで語る人物ではなく、華道草月流の創始者として美を極める芸術家、という存在で広く知られることになります。「花のピカソ」と呼ばれる美を追求し続けており、華道を中心に絵画などにもその花の美的感覚を織り交ぜる総合芸術でもあります。自らの父に手ほどきを受けながら華道を学んでいったのですが、その感覚だけでは満足することが無く、自らの芸術を極めていきたいと数々の芸術作品など華道を超えた活動を行います。何事も人の物まね、ということが大嫌いであった勅使河原蒼風は師事をしっかりと受けることもなく、家元も継がない、などと信念を貫くような人物であったということで知られます。書においても高い評価を得ている勅使河原蒼風の作品で、そんな性格が表れていることが分かる作品が1955年に制作された「半神半獣」です。大きな屏風に見立てたものに、一気に思いのままをぶつけて描かれる書。彼の芸術への思いや、自由を訴える情熱と力強い気持ちが見ているこちらにまで伝わっていきます。さて、そんな勅使河原蒼風ですが玉木愛石に書の手ほどきを受けたと言います。もちろん、真剣にとまではいってないにしろ、一応その基礎は踏むという真面目な一面も持ち合せている独特な芸術家でもあるのです。そして、本職である華道については、その斬新で類を見ない作品の多くが非常に高い評価を各方面で得ており、日本はもちろん海外でも非常に高い師事を集め注目をされています。1966年に制作された「古書記連作・鳥髪」においては、その大胆な発想で木材を鶏に見立てて所々の穴を利用した、斬新で先鋭的な作品となっているのです。当然シンプルに移されるものはありながらも、この大胆で唯一無二の発想は天才の名を欲しいままにするのです。自らの芸術や信念を貫き、海外でも高い評価を受けながらも精力的に制作活動を止めることの無かった勅使河原蒼風。芸術家としての勅使河原蒼風は、日本、いや世界が誇る最高の芸術家の一人なのではないでしょうか。

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