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日本画 堂本印象

堂本印象 交響

日本画家・堂本印象は、1910(明治43)年に京都市立美術工芸学校卒業した後、西陣織の図案制作の仕事をしておりましたが、日本画家を志します。そして、日本画を学びに京都市立絵画専門学校に入学しました。1919(大正8)年、帝展に初出展した作品「深草」が入選しました。そして、帝展第3回展では「調鞠図」で特選を受賞しました。また、第6回展に出展した「華厳」は帝国美術院賞を受賞します。画壇の最前線で活躍する日本画家として、数多くの人々に認知されました。彼は、戦後、障壁画の世界、抽象表現の世界にも活躍の場を広げます。彼は国際展覧会に多くの作品を出展。舞台は国内だけにとどまりませんでした。1961(昭和36)年、文化勲章を受賞。彼は、昭和41年に、自分の作品を展示した堂本美術館を、自らデザインを手がけて設立しました。昭和50年9月に享年83歳で彼が逝去した後、美術館は、平成3年8月、所蔵作品ともども京都府に寄贈されました。そして、平成4年4月には、堂本印象美術館としてスタートし、現在に至っております。彼は、約60年間にわたる画家人生の中で、東洋の古典に、西洋画の手法を採り入れた具象画から、戦後の抽象画まで、バリエーション豊かな作風を展開した人です。例えば、1960年以降の晩年期には、鮮やかな色使いをほどこした画面上に力強いタッチで描かれた「宇宙軌跡」や、彼の抽象表現スタイルを完成させたと言われる「交響」などといった抽象絵画が描かれました。また、さまざまなテクニックを駆使して、あらゆるモチーフを描きこなす印象の才能は、全国各地の寺社仏閣の障壁画を描く際にもてあますところなく発揮されております。晩年の抽象期には、法然院の襖絵に代表される作品の数々が残されております。それらの作品を見れば、伝統的な寺院の空間の中で繰り広げられる、彼の独創的な表現を堪能することが出来るでしょう。その種の抽象画は、堂本美術館に於ける2012年度の企画展で、特別公開されたということです。

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