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日本画 望月玉泉

望月玉泉 糺森月

日本画家、望月玉泉は1834年に生まれた日本の画家です。明治期から大正期に活躍していた画家で、四条派を組み込んだ美しい作品を多く描いて行ったことでも知られています。国内はもちろん、パリ万博で銅賞を獲得しているなど世界的にも評価の高い画家としても広くしられているのです。京都に生まれた望月玉泉は、望月派の画家であった父の影響で幼少の頃から画家の道を夢見て行くことになります。6歳という幼さながら、その年に画家であった祖父の手ほどきも受け基本体に染み込ませて行きます。青年期の16歳の頃からは父に画法を学び修練を重ねて行くことになります。その後の望月玉泉は写生を大切にしており、円山派や四条派を自らの画風に取り入れていきながらも、独自の視点で数々の作品を描き、主に山水画に花鳥図などにその技法を落とし込んで行き評価を得て行きます。気が付くと望月玉泉は京都画壇の中心を担う画家になっており、名誉ある仕事も多数引き受けることになっていきます。印刷局に博物局の命によって正倉院御物を模写をしており、内国絵画共進会で絵事功労としての褒賞を受けるということまでもしているのです。そして、京都を中心に活躍をしていた望月玉泉は京都の博覧会でも数々の賞を受賞していることでも知られています。そんな望月玉泉の作品の山水画のひとつである「糺森月」は、濃淡で彩られる樹々の間を道が通っている作品です。まず、目を引くのがこの立体感を映し出す濃淡の色使いでしょう。さらには、綿密に縁取られる写実性、あらあらしくも郷愁をさそう優しいタッチです。四条派を受け継いでいながらも、その中身をバランスを取り、自らの芸術に馴染ませているのがわかります。こんな望月玉泉は自らの作品を描き続けるだけでなく、美術学校で教鞭を振るったり、帝室技芸員を拝命したりと日本の美術界に様々なカタチで貢献をしているのです。画家一家に生まれ、自然に画家の人生を歩んで行った望月玉泉。運命に負けることなく、芸術的な人生を貫いたその姿は彼らしい実直な印象を受けるのです。

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