日本画 橋本明治

橋本明治 実

橋本明治は1904年に生まれた日本画家です。明快な色彩使いで人物画や食べ物など、力強く描き高い評価を得てきた日本画の大家として広く知られています。日展を中心に活動していき、日展の顧問も歴任していることでも有名です。橋本明治は幼少の頃から絵画を描くことに夢中になり、小学生の時分で既に画家として生きて行くことを心に決めていたと言います。絵画に夢中になっていった橋本明治は、ピカソなどの絵画など、洋画の文化に触れて生き独学で絵画を研究しいていきます。数々の絵画を自分なりに描き続けていった橋本明治は、19歳の時に対象とした作品を島根県展に出品、そして何と入賞を果たす事になるのです。画家としての人生を心に強く思う橋本明治は、その後上京をして本格的に絵画の技術を学ぶために東京美術学校の日本画家に入学します。その後、松岡映丘に師事をしていきさらに研磨を重ねて行くことになります。才能に溢れた画家であった橋本明治の作品は、日本画などの伝統的な精神などに固執することは無く、あたらしい試みと常に新鮮な作品を多く生み出し、美術界で非常に評価されることとなります。明るく、鮮明な色彩で描かれたその美人画などは幼少の頃に見た、洋画におけるキュビスムや数々の美術様式の影響も色濃く残っているような雰囲気があります。「実」では、非常に艶やかな柿が描かれた作品ですが、その太い枠線や独特の風合いで色彩付けられるのタッチは、まさに生命力を感じる活き活きとした作品となっているのです。数々の名誉ある賞を受賞し続けていた橋本明治ですが、法隆寺の壁画に皇居新宮殿に壁画である「桜」なども手がけており、非常に美術界に貢献していく重鎮としても知られているのです。もちろん、自らの作品もですが教育者としても貢献していきます。心地よいリズムで描かれるその作品から、明るく、聡明な人柄を感じることができる橋本明治。彼の目指した芸術の頂点は、一体どのような風景であったのでしょうか。

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