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日本画 田近竹邨

田近竹邨

日本画・田近竹邨は1864年に生まれた日本を代表する画家です。大分県に生まれた田近竹邨の本名は岩彦と言い、国学者田近陽一郎の次男としてこの世に生をうけました。田近竹邨が画家を志す経緯の第1に、故郷である豊後の画家の淵野桂僊に師事をして南画を習うことになります。この時点で、自らの将来を決めている田近竹邨は早い段階で画家と言う職業に興味を持っていたことが良く分かります。さて、本格的に画家を志そうと思いたっている田近竹邨は、京都に上京をし京都画学校に入学します。その在学中は、日本画の大家として名高い田能村直人に師事をしていきます。豊後の国の南画は全国で評価が高く、その先駆けとなっていた田能村竹田を田近竹邨は非常に尊敬し、その柔らかく繊細で特徴のある作風の竹田の筆遣いの流れを受け継ぐ直人に師事していくことは自然な流れでもありました。そんな田近竹邨ですが、絵画の実力をしっかり身につけていくため研磨を重ねていきます。そんな、田近竹邨が活躍する場は文展でした。才能豊な画家であった田近竹邨の作品は非常に高い評価を受けることになり、あの文展になんと5回連続で入選を果たすなど、素晴らしい経歴を残すことになります。その当時は池田桂仙や山田介堂などと並び、京都南画の三元老と言われるまでに大きな功績をあげて言ったのです。そんな田近竹邨の作品ですが、やはり豊後の南画である田能村の血を汲んでいます。非常に繊細ながら流れるような自然な曲線で縁取られ、さらには所々に美しいアクセントとなる色使いなども垣間見える、非常に温和で独特の魅力のある作品のひとつであります。中国の山水画の流れも見える、田近ならではの作品です。10年間以上、日本における南画の発展に貢献を続けていき日本南画院の創立にも数々の仲間と奮闘し中心的存在として活動し続けていった田近竹邨。彼の南画にかける情熱と、ゆるぎないその信念は現在の日本の芸術家たちにも受け継がれていることでしょう。

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