日本画 鈴木竹柏

日本画 鈴木竹柏

鈴木竹柏

鈴木竹柏(すずき ちくはく)は1919年(大正7年)に神奈川県逗子市で生まれた日本画家で、日展の最長老である。逗子開成学園の中学を卒業して中村岳陵の蒼野社に入塾、十数年を内弟子として研鑽に励んだ。その画才は若くして秀でていて、19歳で第25回院展に初入選を果たしている。この頃は花鳥画を多く描いていたが、47年に師の岳陵が日展に所属を変えたのに伴い自らも日展に出品するようになり、以後風景画に重きを置くようになった。56、58年に特選と白寿賞、62年に菊花賞を受け、81年に文部大臣賞を受賞するにいたった。 平成3年にはわずか12名しかいない日本画部門の日本芸術院会員に選ばれており、日展の会長にも選出されている。

集大成が集まった2009年の「気・象」と題した個展

2009年に「気・象」と題した個展では、自然の中にある不可視の気韻生動を、象(かたち)にして描いた作品30余点を出品した。さらに3年後には「気・韻」と題して日展出品の2点の大作を含め、30号から小品までの計29点を出展した。 まさに鈴木竹柏の集大成ともいうべき作品群で、一貫して、題材である風景に内在する「気」をテーマとしている。「気」を万物生成の根源とみなし、「韻」を音律のような調和とみなし、「気・韻」合わせて生命そのものを表現しようとしているようである。日展作『煌』(2009)は、妙義山を描いたものであるが、黒々とした山魂が天にそびえたち手前の山間には白い霧が漂っているのだが、塗っては落とし再び塗り重ねる繰り返しの果てに現れてきた山肌の深遠なたたずまいからは、まさに「気・韻」が感ぜられる。同時に出展された「春気」は山桜の咲く山里の景色を描いたものだが、おそらく近隣の葉山あたりの実景からとったものではないだろうか。地面は菜の花であろうか緑に萌え山にはピンクの山桜が花開き、遠くは春霞にけむって、温気が漂っている。 幾度も塗ってはまた掻き落としまた塗り重ねるという作画の果てに、ついには当初の形象の輪郭は姿を隠し、かえって空気感、温度、清涼感など画家の深々とした思いが伝わってくる。

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