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「日本画 青山亘幹」
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日本画 青山亘幹
1994年(平成6年)から4年がかりで描かれた「舞妓」は岩絵の具による金箔・四曲1隻の屏風絵で、立ち居姿の舞妓が示すさりげない仕草を捉えているのですが、わずかな手の仕草を表現して見せているのは「舞妓が見せる瞬間の美しさ」表現しているのでしょう。四曲のどの舞妓も全く同一の着物と飾り物を身に着けて描かれており、本来なら単調で見る者を飽きさせてしまう作法ですが、わずかな手の動きの違いだけで舞妓が示す一瞬の凛とした美しさを見せてくれていて決して見飽きることがありません。そこには青山亘幹がかつて京都で始めて舞妓を見たときに感じた美的感動が込められているようでもあります。1996年(平成8年)の「裸婦」では、背景に淡白な墨色を配した浴衣が架け降ろされており、その前に横座りに足を伸ばして左腕で上半身を支えている裸婦が背中を見せているのですが、その柔らかな肌の色や体の線は見るものの目を捉えて離しません。西洋画で描かれている同様の描写と比べて見れば、日本女性だけが持つ繊細でしなやかな美しさが際立って溢れているようです。かくも美しい女性を描けるのは何故でしょう。
青木亘幹の心の中に入り込んで来て彼を捉えて離さないもの、さりげない仕草のなかに見せる愛おしいもの、それは普遍的な女性への賛美となって彼に筆を取らしめるのではないでしょうか。今後もますますの活躍を期待したいものです。
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