木下孝則

木下孝則

木下孝則

日本画・木下孝則は大正から昭和にかけて活躍した日本の洋画家です。フランスに留学し、樗牛賞などを受賞しています。木下孝則の作品の多くは女性を写実的に捉えた、繊細で甘美な作品が多く、その鮮やかで華麗な色使いは各方面で高い人気を勝ち得ています。東大に在学中に里美勝蔵や佐伯祐三などと交わり、油彩での絵画を取り入れた制作を始めています。若き青年画家達で1930年協会などを結成し、様々な美術を学び、取り入れ日本の美術業界に貢献していきました。フランス留学の時分には、エコールドパリ等の新美術の発展が目覚ましい20世紀半自然主義の風潮に洗礼と衝撃をうけ、希望と絶望を味わっている過去も持っています。女性像を多く手がけている木下孝則の作品で外すことのできないものは「裸婦ナックレ」ではないでしょうか。1932年に描かれたこの作品は、床に仰向けに寝転ぶ、ナックレと思われる人物を描いた作品ですが、何ともその陰影の構図が素晴く感じ取れます。首から上に影がある女性の表情は、どこか物悲しく、それでいて官能的に誘惑して来る雰囲気も持ち合せています。薄く柔らかそうな生地である、淡いピンク色のシャツもより一層彼の描くエロスと神秘的な雰囲気を感じ取ることができます。さて、その一方で1921年から1923年に描かれたとされる作品「木蔭読書」では、禁欲的な雰囲気を醸し出している雰囲気を受け取ることができます。木陰に座る女性が、日差しを避けるように白い帽子を被り、もの静かに読書をしている風景です。裸婦画とは一転、温和で日常的な雰囲気を感じることができ、古く付き合っている古女房のようにそって生活に寄り添ってくるような雰囲気すら受け取ることができます。この作品の数々を見る度に、木下孝則の上品でハイソな人柄が伝わってきます。昭和の時代に生きた気品溢れる女性達を鮮やかな色彩と繊細なタッチで描き続けた木下孝則。彼の存在は、日本の洋画界の発展には欠かすことのできない重鎮でもあるのです。

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