森本草介

森本草介

森本草介 川辺の風景

森本草介は1937年に生まれた日本の洋画家です。画家を志し、1958年に東京芸術大学絵画科油画を専攻します。その才能は早い段階で開花し、在学中の1961年に安宅賞を受賞しています。技術を高めるために、大学の卒業後は専攻科に進み助手となりながら作品を作り続けていきました。森本草介は非常にフランスを愛しており、様々な風景を描き出しました。2003年に制作された「川辺の風景」ですが、その高い写実性に富んだリアリスムで描かれる風景画は美しく、そして優美です。写真のような細かいディティールで構図されたフランスの風景は郷愁を誘い、そして淡く全体に黄味がかった切なくも感じる作品でもあります。日本の写実美術を代表する森本草介ですが、風景画はもちろんなのですが人物や静物など、様々な対象を独自の画法で描いています。優しく、優美であり甘美なる素晴らしい作品ばかりです。この森本草介の作品の中でも特に高名な作品は女性美にこだわった、美しい裸婦画を数多く描いています。1998年に描かれた「横になるポーズ」では、まさに豊潤な女性の美しいシルエットを独特のタッチで描いています。甘美なまシルエットが完全に写実され、どこか物悲しい顔で腕先を見つめる女性の美しさを全て描き出しているような作品なのです。女性の姿はもちろん、そのバックやクッションなど、様々な対象物以外のリアリスムな写実性は見るものの心に残ります。森本草介の描く作品のテーマは極限の「美」です。そしてその目的を昇華して行きている喜びを絵画に落とし込む作品群たちには、生の美しさを感じてしまうのです。森本草介の作品は各方面で話題になり、そして数々の名誉ある賞も多く手にしています。国画会サントリー賞から始まり、国画会の会員、そして個展も開かれているのです。現在にでも、その生きる喜びを前進で感じることができる、素晴らしい作品を描き続けています。空想ではなく、目の前にある真実を描き続け得る森本草介は、日本の美術界における重要な人物なのです。

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