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渡辺武夫

渡辺武夫 シャンパーニュの丘

渡辺武夫は1916年に生まれた日本の洋画家です。東京都に生まれ、画家を志し東京美術学校に入学し研磨を重ねました。そしてその在学中の1938年に光風会展に出品し、そこで賞を受賞しています。若い頃からその才能を発揮し、素晴らしい作品を数々生み出しているのです。渡辺武雄は初期の頃、人物像や風景を非常に多く制作しています。しかし、その方向性も1955年に行ったヨーロッパ旅行によって変わっていきます。この旅行中に見たヨーロッパの美しい風景の数々に心引かれ、景観の素晴らしさに美しさ、そんな風景に新たな経路を発見します。そこで、その風景をより独特な方法で具現化していくことで精密な写実技法を取得していくのです。そんな渡辺武夫の素晴らしい作品のひとつが1985年に日展で日本芸術院賞を受賞した「シャンパーニュの丘」ではないでしょうか。ヨーロッパ独特のグレーかかった空色と、高台から見下ろす独特なタッチで描かれるバランスのとられた美しい作品です。郷愁を誘う青々とした木々に、所々に建ち並ぶ民家などヨーロッパの風景ながら、心を掴む何か懐かしさを感じることのできる素晴らしい作品です。全体的に淡く、バランスの取れたその色彩の構図などは才能溢れる画家である、と裏付けるような作品になっているのではないでしょうか。渡辺武夫は自らの作品を描くだけでなく、美術界にも数々貢献していることで有名です。日本芸術院員や、日展の顧問、そして光風会理事など名誉あるポストについています。さらに、その作品も各方面での評価を得ています。浦和市文化栄誉賞に地域文化功労者表彰、そして日展では内閣総理大臣賞などの名誉ある賞も数々受賞しており、日本の洋画壇のトップを走り続けていたのです。日本の風土の素晴らしさを理解しいた上で、ヨーロッパの風景を対象として独自の視点で描き続けて行った渡辺武夫。彼の功績はかならず、大きく美術界の未来に影響を与えて行くのではないでしょうか。

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