茶道具買取 加藤芳右衛門

加藤芳右衛門

 加藤芳右衛門と言えば、あの加藤十右衛門の長男であり希代の陶芸家として名を馳せている有名な人物のひとりです。加藤十右衛門の系譜を継いだ伝統的な作風に力強い独特の造形美、そして日常生活に根ざした作品へのアプローチ。その全てが、一流の作家としての資質を持った人物として広く尊敬されています。
 岐阜県に生まれた加藤芳右衛門は、幼少の頃より陶芸家であった父の姿を見て育ちました。志野・織部の技法を使った、数々の斬新な作品を生み出し、特に茶碗づくりには定評がある作家として知られています。岐阜県無形文化財保持者という父の影響は非常に大きく、他の作家と比べて厳しい環境における修練であったことは、容易に想像することができます。しかし、加藤十右衛門が他界してしまった後に、自らの存在をアピールするだけでなく、八坂窯を継承。加藤家の系譜を閉ざす事なく、伝統を守る姿勢も高く評価されています。
 桃山作品の写しに定評のあった父の技術を継承していましたが、加藤芳右衛門はここに千家のテイストを織り込んだ新たな作品づくりを始めています。美しく艶やかな風合いでありながらも、他には無い独特な質感を陶芸というアプローチで示し、多くの茶人からも愛されていた事で知られています。而妙斎御家元筆茶碗などを見ると、茶碗に自由に文字を刻んでおり、伝統を重んじながらも、その括りに縛られることの無い自由な精神を感じることができます。織部水玉茶碗においても、その実力をいかんなく発揮しています。水玉が浮き出したような愛らしいテクスチャーに、利休梅のアクセントが初春の訪れを感じさせる爽快で暖かみのある作品となっています。茶道具買取においても、加藤芳右衛門の茶碗などは高価買取が期待されています。伝統を守りつづけた加藤芳右衛門の作品に注目をしましょう。

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