茶道具買取 岡部嶺男

岡部嶺男

 自らの芸術文化を追求し、そしてその可能性を無限大に広げるために孤高の存在となっていった陶芸家が、岡部嶺男です。所属していた団体からも独立してしまうという、突飛な行動力を持ちながらも、その世界観は唯一無二。多くの反感を買う事もありますが、その作品には力強さと強い意志を感じます。加藤唐九郎の長男でありながらも、親子の袂を分ち、自分の信じる陶芸を追求しつづけた姿は、今後も多くの人々を感動させていく事でしょう。
 岡部嶺男なのですが、活動や制作過程などが独自に進められていることもあり、多くの人々がその詳細を知らないという事も特徴です。あくまで、陶芸は芸術品であるという姿勢を貫き通すその強い意志があるからこそ、この高い創作レベルへと達する事ができたのでしょう。
 岡部嶺男の作品をここではいくつか見て行きます。まず、灰釉縄文瓶。文字通り、灰の自然な流れを上手く使った作品なのですが、どこか懐かしさと同時に恐怖も覚えます。縄文という事なのですが、生き物のような、そんな生命力に溢れている美しさも感じ取れる秀作です。さらには、灰釉昭和銘瓶。こちらは、いびつな表面感を表現しながら、そこに大胆に文字を掘るという斬新な発想の瓶となっています。実際、こういった作品に文字を埋め込むという事は、かなり作為的になり下品になりがちなのですが、そういったものは一切感じられません。むしろ、この文字すらも美しい文様のような存在感を放ちます。純粋無垢でありながらも、造形美に溢れた素晴らしい作品です。そして、打って変わって粉青瓷砧。こちらは、淡い青と光沢感、滑らかな仕上がりで気品に満ちた作品です。装飾的なものを一切排除した、その作品自体の美しさで勝負していることで、存在感がより一層輝きます。
 全ての作品が、様々なジャンルに特化しており、断定的に出来ないという才能。岡部嶺男という男の凄みを、作品を通じて感じられずにはいられません。茶道具買取においても岡部嶺男の評価は高くなっていくでしょう。

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