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「茶道具買取 岩木秀斎」
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茶道具買取 岩木秀斎
岩木秀斎は明治43年に指物師初代岩木裕軒の三男として生まれます。幼少の頃より指物に触れる機会が多く、父の作業などを間近に見ていた事により、数々の名作を幼いながらに学びます。その体験が、自らの作品にも強く影響されたと後に語っています。自らも指物師を志すと決め、父、兄・二代佑軒に師事をし、その技術と研究に研鑽を重ねていきました。淡々斎より秀斎の号を得てからは、より精力的に活動を行うようになり、その独創的で現代的な発想は、茶道具の世界に革命を起こしたと言われています。
好み物を多く製作していて、茶道具界の重鎮達からの注文も数多くあったと言われています。高級茶道具の制作者として、業界の人物に気に入られていた事から、その数も少なく新作を大量に生産することはありません。そのため、買取においてもその希少価値は高く、岩木秀斎の作品は高価買取となるケースも多々あります。
淡々斎好誰ヶ袖棚などは、まさに好み物の代表的とも言える作品であり、溜塗を施した非常に贅沢な作品となっています。さらには、天板の右前が丸く落とされるように、造形的にも斬新な発想が加えられており、他に類を見ないような形状を作り上げる事に成功しているのです。岩木秀斎は、今後も茶道具買取の世界では注目され続ける人物です。
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