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「茶道具買取 松田権六」
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茶道具買取 松田権六
松田権六は7歳の時点で既に蒔絵を始めています。幼少の頃より、蒔絵に触れていたため、独自の感性はすでに磨かれていました。東京美術学校漆工科に入学し、修練を重ねました。1943年、東京美術学校教授となり、そこからなんと36年もの間、教鞭を取り後進の育成に尽力したのです。1947年になると、その功績が認められたことで日本芸術院の会員として推挙されます。
独特の手法と緻密な作り、モダンで華やいだ世界を紡ぎ出す松田権六の功績は、海外でも非常に高く評価されているのです。そして、1955年には重要無形文化財保持者として、人間国宝にも認定されることとなり、その地位を不動のものとしたのです。また、蒔絵というと茶室のものというイメージも強いのですが、新たなアプローチにも挑戦しました。それが、並木製作所の蒔絵万年筆を制作したことでしょう。その万年筆はドイツ皇帝が、詔勅にサインする国璽用として使用されるほどに貴重な扱いとなったようです。
伝統的な作品作りを守り続けたことで人間国宝となった松田権六。その後直ぐに日展を退会してしまいます。その数年後には、日本工芸界の理事長に。常に注目を浴びる、そのような立場をとっていたことで知られます。著書も多く、茶の湯の世界だけでなく幅広く活躍した松田権六。茶道具買取でも、今後も注目される作家となることは間違いないでしょう。
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