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茶道具買取 西村道也

西村道也

 日本を代表する釜師として高く評価されており、独特の世界観が業界からの評価も高い人物が西村道也です。表千家六世原叟の時代に活躍しており、多くの名品を手掛けた人物です。
 西村道也は西村家三代とされており、特に才能が高かったということでも有名な人物です。数々の名称を持っており、名は孝知、富常、称は弥一郎、弥三右衛門、号を道也としています。最終的には道治という名に改めているのです。西村家はこの名にはこだわりがあったようで、代々「道や」(“や”は弥・也・爺)と名乗っています。俗に「なりどうや」と呼ばれており、業界内でも非常に有名な話となっています。官休庵二代の文叔宗守の門下としても知られており、著作も多いです。その中には、『釜師之由緒』や『名物釜記』などがあります。
 西村道也の作品の特徴と言われているのが、釜の肌感です。中荒肌と言われる独特な風合いは、口の際、鐶付などに荒れを見せて風情を出す技術であり、焼抜というテクニックが用いられていました。なんとも言えない、その風情と美しいフォルム。侘び寂びを感じさせる独特な印象は多くの人々を惹き付け、西村家でもこの方法を使い出したと言われているのです。その著書の中に、「道治初弥一郎後弥三右エ門名孝知道也と号す。そして、後道治と改む、原叟時代、上手、鳳凰風炉、百侘、少庵巴蓋」と書いてあります。西村家という伝統を重んじ、独自の技法を守り続けて、そして名作を数多く生み出した人物である、西村道也。時代を見抜く力を持つ最高の才能を持ち合わせていたのではないでしょうか。今後、西村道也の作品も広く知られ、そして有名となっていくことに間違いありません。是非、西村道也を茶道具買取でも注目していきましょう。