茶道具買取 飛来一閑

 漆工芸の世界でも高い名声を受け継いでいる家督、飛来一閑。一閑張細工師が代々襲名している名であり、当代は現在16代がその伝統を引き継いでいます。漆工芸の一種、一閑張の日本における創始者であるこの家系は、茶道具の世界においても大きく貢献した人物であると、高く評価をされています。 ちなみに、16代目は女性で、珍しい女性の当主としても話題を集めました。元々、飛来家は亡命明人の末裔となっており、初代は現在の浙江省杭州の出身でした。しかし、清の侵攻により身の危険を感じ、大徳寺の清巌宗渭和尚を頼り、寛永の頃に日本へ亡命したと言われています。

生涯漆芸家としての人生を全うした飛来一閑

 日本で暮らす中、趣味であった一閑張の細工による小物の注文が入るようになり、漆芸の活動が始まったとされています。一時中断していましたが、3代一閑の代には事業が再開しており、4代一閑は表千家6代・覚々斎の御用細工師として活躍することになります。何度も家系が途絶えてしまいそうになりましたが、数々の苦難を乗り越えて、10代一閑が初代一閑の作風に則った作風でお家再興を果たすことになります。その土台を復興させた10代の影響か、11代目は伝統を重んじた作品をより洗練された技術で仕上げ、名人と評された伝説の人物となります。代表作は「籠地四方盆 二百枚」であり、その美しく精巧な技術で仕立てられた作品は、多くの人々の心を打ちました。12代目に当主を譲り渡した後も制作に力を入れ続け、生涯漆芸家としての人生を全うしたと言われています。現在の当主は、16代であり、15代一閑と敏子の間の長女です。1984年に京都芸術短期大学卒業後、1998年に一閑を襲名して修行中とされています。今後の活躍にも期待がかかる、飛来一閑は茶道具買取においても注目の作家です。

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