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茶道具買取 高麗陶兵衛

高麗陶兵衛

 日本における有名な陶芸の家柄のひとつが、高麗陶兵衛です。数々の名品を生み出し、茶道具の世界でも名を知られている名家です。現在13代目となっており、初代からの伝統を守っています。高麗陶兵衛は12代目が茶道具の評価が高く、近代的な作品を生み出したとして評されています。10代目田原陶兵衛の二男として山口県の長門市に生まれており、長兄が11代目の田原陶兵衛となります。しかし、11代目には後継者がいなかったこともあり、兄や父に付いて、陶芸を学び始めました。
 赤川助左衛門の系統を引く深川御用窯の陶芸一族として名を知られている高麗陶兵衛は、基本的には茶器を中心に制作を続けました。8代赤川喜代蔵の時に嫡男謙治が赤川性から田原姓となっています。この十二代田原陶兵衛なのですが、高麗朝鮮陶器の研究を行いました。伝統ある系譜を守ることに意義を見つけており、茶道への造詣も深かったことが知られています。自らも茶道の道を究めていくことで、より茶器への感心を深め、数々の名品を生み出しました。しかし、12代目が活躍した背景には、数々の困難もありました。高等学校在学中に召集を受けて満州に招聘され、シベリアに抑留させられてしまいます。
 しかし、帰国後に11代目の後継者不在を理由に、高麗陶兵衛を継承します。1956年に12代を襲名、研究熱心だったこともあり、数々の名品を世に送り出すこととなります。日本工芸会正会員としても活躍をしており、その功績が認められ、山口県の無形文化財保持者としても認定されているのです。伝統ある高麗陶兵衛の世界を見つめ、そして新たな世界を切り拓く系譜。これからも13代目の活躍が期待され、茶道具買取の世界でも高麗陶兵衛は話題となっていくことは間違いなさそうです。