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「表千家 [八代] 件翁宗左 啐啄斎」
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表千家 [八代] 件翁宗左 啐啄斎
好みの幅が広い啐啄斎
京屋敷の再建の折には二畳の茶室を作り、60歳を過ぎて隠退するとこの茶室にこもることが多くなったそうです。この茶室の作りは利休、三代宗旦が好んだもので、このことからも分かるように啐啄斎の好みも古流のものが多く残されています。有名なところでは、手ずから作った赤楽「慈童」があります。これは古流の作法をよく反映しており、静かな侘びを感じさせます。 一方、漆塗りの丸卓、香台を特に好んで作らせ、また写しも多く作られたため、今でも多く目にすることができます。これら漆塗りの道具は、古流の風情の中に凛としたたたずまいを見せるものが多く、啐啄斎の好みの幅の広さを感じさせます。宗匠を継ぐと宗左を名乗るのに加え、後嗣は宗員、隠居すると宗旦を名乗る伝統は、この啐啄斎に始まるといわれています。宗旦を名乗り隠居したのち、師とも父とも仰いだ高弟、川上不白が逝去します。そしてその翌年、啐啄斎も静かにこの世を去りました。
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