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中山忠彦

中山忠彦 トルコブルーに襟飾り

日本の洋画家、中山忠彦は1935年に福岡県に生まれです。幼少時より画家を目指し、18歳の時に阿佐ヶ谷洋画研究所に入っており、洋画家としいて大家である伊藤清永に師事します。徐々に画家としての力をつけていった中山忠彦は白日会に出品・入選を重ねていき各方面からの名声を手に入れます。中山忠彦の描く作品の多くは人物画が中心となっており、初期の頃は人物群像に始まり、裸婦なども多く描きます。しかし、その後の1966年以降には大きく影響を受け続けた民族衣装を纏う女性像を中心に制作しています。そして、その刺激を確固たるものにしたのが、ヨーロッパ旅行に出向いた際のことです。ドイツやオーストリアの民族衣装の色彩や形状に芸術を生む題材を見つけた中山忠彦は、衣装を買い込み自らの婦人に着させその画を描き続けています。民族衣装の奥にその国の歴史や様々な思いが宿っていると考えた中山忠彦は、数多くの作品を描き続けます。その作品のひとつである1998年に描かれた「トルコブルーに襟飾り」では、淡いピンク色の衣装に身を包んだ良江婦人の姿が描かれています。首もとにはトルコブルーに描かれる首飾りがさりげなく描かれています。エメラルドに色づいている部屋の色彩がより衣装のピンクを際立たせ、その衣装の持つ華やかな過去を映し出す構図で描かれているのです。気品と清純を織り交ぜたような滑らかな筆で描かれるその姿は艶めいた時代を彷彿とさせるような、気高さを放っています。写実的なその作品を多く描く中村忠彦ですが、ただ目の前の対象物を描写するのではなく、自らの愛する妻をモデルに描くことで民族衣装の奥にある歴史とともに、妻への深い愛情をも示していたのではないでしょうか。自らの芸術を作り続ける傍ら、2009年には日展の理事長に歴任しており、日本の美術界にも非常に大きな貢献をしているのも素晴らしい経歴です。外面をみるだけでなく、その奥にある真相を独自の目線で描き続けた中山忠彦。彼に想像し続ける永遠の女性像に辿り着くまで芸術の旅は終わらないでしょう。

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