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「川瀬忍」
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川瀬忍
川瀬忍は1950年に二代竹春の長男として、神奈川県大磯に生まれています。祖父が初代竹春、父も陶芸家であったことからも、早くから陶芸家を目指す意思を示していました。1968年にはこの2人の元で作陶を始めることになりました。日々の鍛錬と研究の末、現代陶芸「寛土里」で個展を開催することに。この個展にて既に才能を発揮していたことで、陶芸界にも衝撃を与えることとなったのです。
柔らかな曲線で表現された青磁作品は、格調高く、人間の持ち得る創造性の極限を示しているような美しさに満ちあふれた作品となっています。写し作品においても、写しだけとどまらず、色合い、形、全てが完璧と言われており、独創的な一面も持ち合わせ、他には無い形状を表すことに成功しているのです。川瀬本人は台北の故宮博物院に展示されている青磁が一番の好みであると語っており、固く楷書的な存在の青磁ではなく、優しく艶めいたものに惹かれるという言葉を残しています。そういった、伝統を重んじながらも、ルールと権威に縛られることの無い自由な精神が素晴らしい作品を生み出し続ける秘密なのかもしれません。茶道具買取においても、川瀬忍の作品は注目です。
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