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岡本秋暉

岡本秋暉

美しい孔雀を描いた絵師、骨董買取・岡本秋暉。

 岡本秋暉は江戸時代後期に活躍した絵師で、美しい花や鳥を描く花鳥画を多く描き、その中でも特に評価を得たのが孔雀を描いた作品でした。その孔雀の絵の素晴らしさから、「秋暉の孔雀」といわれ絶賛されました。岡本秋暉は彫金家の石黒政美の次男としてこの世に生を受けました。
 幼い頃から絵を描くことが好きで、後に奥平藩のお抱えの絵師だった大西圭斎の弟子となり、花鳥画の技術を学んでいきました。師匠である大西圭斎が無くなると、江戸時代の武士であり、画家でもあった渡辺崋山に絵を学んだとも言われています。彼は、本職である広間番をする傍ら、絵画を描くことに取り組んでいきました。岡本秋暉の代表作は、やはり花鳥画の孔雀を描いた「牡丹孔雀図」です。この作品は、二羽の孔雀と美しい花、そして松が一緒に描かれていて、これぞ花鳥画、と言える作品です。特に、岡本秋暉が得意とした孔雀は、二羽とも違う姿が描かれていて、一羽は孔雀の特徴である無数の目のような美しい模様がある羽を大きく広げた姿で描かれています。孔雀は他の鳥などと比べても、その特徴的な羽から細かい筆遣いが要求されますが、岡本秋暉は羽先から根元まで、一つ一つの模様を忠実に描き上げ、羽を広げた孔雀の美しく優雅な姿を描いています。一方で、もう一匹の孔雀は特徴的な羽を広げず、くちばしで身体の手入れをしているところを描いています。二つの対照的な孔雀を描いた理由は、おそらくその二つを比べることで、孔雀の美しさをより際立たせるためだったのではないでしょうか。また、花鳥画である「牡丹孔雀図」では、松と牡丹の花が共に描かれていますが、絵の中の脇役というわけではありません。美しく繊細な花弁一枚一枚を細かく書き上げられた牡丹の花は、孔雀を引き立たせる一方で、花として静かな華やかさを誇張していて、孔雀の美しい羽との見事な共演を果たしています。美しい孔雀を描くことに長け、「秋暉の孔雀」という評価を得た岡本秋暉の花鳥画は、本来の職務を全うしながら描き上げられた作品達です。時折、芸術の天才達に見られる没頭ではなく、几帳面に仕事をこなしながら絵画制作を続けた彼の性格は、細かい描写を誇る「秋暉の孔雀」達にも深く影響しているのでしょう。

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