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「茶道具買取 永楽家 [9代] 西村宗厳」
のご紹介

　千家十職といえば、茶道具を生み出す有名な家督でもあります。多くの茶人達を唸らす作品を数多く手掛けているだけでなく、千家の歴史を守り、そして進化させていく重要な人物達によってこの伝統が守られています。
　千家十職のひとつの家柄、西村善五郎は土風炉を中心とした焼物を多く手掛けています。どこか侘びを感じさせる質感ながら、現代的なフォルムが追求され、実用的でありながらも芸術品としても高く評価される、そんな作風で人気です。土風炉は5代目の頃から注目が集まっていきます。西村善五郎が知られるようになったのが、3代目の頃というのが有力な説と言われています。有名な茶人であった小堀遠州などの後ろ盾を得た事をきっかけに、西村善五郎の名が茶人達の中へ広まって行ったという事が言われています。

数々の作品を生み出し続けた、9代目西村宗厳

　さらに、3代目の西村善五郎は小堀遠州から「宗全」の銅印を貰っており、晩年に向かってもその作品作りの手を休める事がありませんでした。5代より京都に移り住み、そして下京から上京に移るなど、千家の中でも力を付けて行きます。茶人達の中でも西村善五郎の名は広まっていき、高い地位を手に入れる事となったのです。そういった時代に活躍をし、10代にその名を受け渡したのが、9代目です。宗厳という号で活動をしていた事もあり、西村宗厳として数々の作品を生み出した事でも知られています。今後も、注目すべき作家の一人であります。