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「薮内家[初代]_剣仲紹智_藪中斎」
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薮内家[初代]_剣仲紹智_藪中斎

剣仲紹智_藪中斎

 薮内流、流祖の剣仲、藪中斎は時の一流茶人、武野紹鴎のもとで千利休を兄弟子として茶を学びました。また、剣仲は古田織部の妹を妻にしており、婚儀では千利休が媒酌人を務めたと伝えられており、両者の交流は一方ならぬものがあったそうです。それだけに茶の湯の作法、流儀は千利休と合い通じるものあります。しかし、後に別の流派となったことで分かるように、千家とは違った茶の湯の追求に邁進した宗匠でもありました。




異なる道を進みながらも、終生互いに認め合い、高めあった2人

 利休との挿話も多く残されており、そのひとつに炭点前の始まりのいきさつがあります。ある日細川幽斎、古田織部とともに遊山ののちに利休を訪ねました。すでに夕刻で釜の湯も少し落ちており、突然の訪問でもあったので、利休は指炭斗を出し、炭を直して香を薫じてから湯を沸かし一服点てたそうです。これには一同大変に落ち着き、湯の立つ音も心地よく、気持ちよく喫することができたとし、炭点前も重要だという結論に至ったとか。以来、正式の席では初入りの際に炭点前をすることになったそうです。集った面々の姿を思い浮かべると、茶の湯草創期の人々の心持のありようが想像できるようで、なんとも微笑ましくなります。
 茶の湯ではこのように利休と志をともにした剣仲でしたが、利休のように時の権力に馴染むことをせず、後になって利休はその姿を「貴所の御すまいうらやましく候」と書き送っています。異なる道を進みながらも、終生互いに認め合い、高めあった2人の姿があります。
 茶道具については、特に好み物で利休好みを愚直に守り、新たな嗜好を見せることはしませんでした。それは師匠の紹鴎の教えを墨守することでもあり、簡素で侘び風情にあふれた道具を好んでいます。自作に花入、茶杓が残っていて、特に風情が強く現れています。また、剣仲自身が自分の事跡を残すことを大変に嫌う人で書付などほとんど残されていないのがいささか残念です。

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