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「薮内流[十二代]_竹風紹智_猗々斎」
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薮内流[十二代]_竹風紹智_猗々斎

 十二代竹風は現代の薮内流の基礎を築いた人物であったと言えましょう。現在の薮内流の組織、同門会、そして建物、支部などありとあらゆるものに尽力しています。生まれは先代竹翠の長男、明治36年に生を受けています。長く困難な時代を担い続けた父竹翠をよく助け、戦中戦後の混乱期も耐え忍びました。戦後の混乱期には地方に足しげく通い、全国に散在していた同門会を訪れています。その人柄は非常に柔和で門人たちからも慕われ、日本全国が苦しい時代であったにも関わらず、茶の湯を学びたいという人々が次々と集まったそうです。
 昭和43年には東京支部を設立。49年には各地の同門会を全国組織として束ね「竹風会」を発足させます。また、このときに機関誌『竹風』も発刊。現代宗匠にふさわしくメディアの力を十分に理解しており、NHKの茶道入門、ラジオ番組などへの出演も厭わず、茶の湯の普及に努めています。人の気持ちを慮る、心情の襞の非常に細かい人物であったそうです。

歴代宗匠の中でも一、二を争う名筆

 茶道具について触れる前に知っておいてほしいのは、竹風が歴代宗匠の中でも一、二を争う名筆であったことです。本当に優れた書は、書の心得のない人であってもその心を捉えて離さないものですが、竹風の書はまさにそうした書でした。迷いのない強い筆勢でありながら、すべてを抱擁する優しさもあります。もともと絵もすばらしいものがあるのですが、添えられた賛や短冊、色紙など折に触れ書く書がまた格別の味を魅せてくれます。しかし、その魅力をもっとも感じさせるのは一行書かもしれません。淡墨で書かれた一行書「空手牽鉄牛」は、その言葉も含めて、非常に竹風的であるといえます。
 道具は時代の変化もあって、手造り、好み物、どちらも多く残しており、枚挙に暇がありませんが、押さえておきたいのは若宗匠時代に手造りした茶碗です。銘「天下一」は、非常に“とんがった”作で、緊張感と堅さ、若々しさとともに、薮内流に無かった、強い挑戦の意識を感じさせる名作となっています。

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