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藤島武二

藤島武二 夢想

藤島武二は1867年に生まれた日本を代表する洋画家です。明治末から昭和期にかけて活躍し、教育者としても大きく日本の美術会に貢献してきた人物です。鹿児島県に生まれた藤島は画家を志し曾山幸彦の画塾で洋画を学び、その後はヨーロッパなどに留学し、自らの芸術スタイルを確立しました。藤島武二の描く作風は美術様式のひとつであるロマン主義です。優れた色彩感覚に定評があり、非常に卓越した技術で構図取られた色使いで人物画はもちろん、風景画などを描きます。その中でも女性を描く作品は繊細かつエレガンス、そして絶妙なバランスでロマンティシズムを表現しているのです。そんな藤島武二の女性像のひとつ、1904年に作成された「夢想」は彼の初期の頃の作品です。キャンパス一面に描かれた目を瞑った日本女性を幻想的なタッチで描いており、豊潤ながら繊細、そして魅惑的な雰囲気漂う心奪われる作品です。どこか曇りガラスをフィルターに通したような妖艶溢れる色彩の構図が、虚ろな感情を抱く女性の心までも読み取れそうになります。そしてその20年以降後の作品「女の横顔」では、若干作風も変化していいます。直線的なタッチで描かれる女性の横顔は凛として強く、美しさの中に芯を感じる作品です。先程の「夢想」のロマアンティシズムな作品とは一風変わり、広大な大地が写実的に描かれ空のグラデーションもリアリティ溢れるタッチとなっています。華やかな赤の衣装を纏った黒髪の女性の妖艶でしなやかな色気が、真に伝わる藤島武二らしい女性像を感じる作品となっているのです。ヨーロッパから帰国した藤島武二は日本の美術界に指導者としても素晴らしい実績を残しています。東京美術学校の教師であったり、本郷洋画研究所などを設立しており、数々の著名な画家を輩出している名門学習塾として美術界に大きな影響を与えていきました。結果的にその後、洋画界の大家となった藤島武二は文化勲章を受賞する最初の一人であった程に有名な芸術家となります。藤島武二は生涯、芸術を愛し、そしてその素晴らしさを後世に伝えた、洋画界の第一人者であったのです。

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