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「野口弥太郎」
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野口弥太郎

野口弥太郎

野口弥太郎は東京都・本郷に生まれた日本を代表する洋画家です。洋画家として、本格的な技術をつけるため30歳という節目に初渡欧。延べ4年間に及ぶ美術留学をしています。野口弥太郎はその4年間にであう美術様式がフォービスムでした。荒々しくも洗練された色彩感覚や奥行きを独自の目線で描く技術を習得しています。そして、彼の転機となるのが1960年のヨーロッパ再訪の時です。ここでスペイン画に出会った野口弥太郎は、自らの描きたい物である、という感覚を覚え、スペイン絵画と東洋画につながる大きな共通点を見出したのです。このスペイン絵画との出会いで彼の画風は変わります。骨太で大胆な空間構成を描きだし、独特のタッチで自らの芸術を作り出す術を手に入れ、黒色の美しい雰囲気をまとう作品を描き上げていったのです。その中の作品、1968年に制作された「硫黄山」があります。その力強く、全体に明るく繊細ない色彩使いはまさにフォービスム的な要素を取り入れてありながら、繊細な描写、色彩の暖かみなど、様々な美術が混ざり混ざって野口弥太郎独特のタッチに仕上がっているのです。紅葉づいた硫黄山の麓が描かれているこの作品ですが、赤・黄の暖色系でまとめられた色構図の中、に空に塗られたコバルトブルーの鮮やかが目に入り、素晴らしいコントラストを生み出しているのが印象的なのです。日本のフォービスムの巨匠である野口弥太郎の描く作品は、暖かみにあふれ、情緒を感じる日本人の琴線にふれる素晴らしい作品ばかりなのです。さらに色彩の美しさであれば、1972年に作成された「那智の滝」では実際の風景では見られらない真っ青な木々の中心に、雄々しく流れる滝が描かれる作品です。完全に、洋画の美術様式を取り入れながら、自らの愛国である日本の風景に落とし込んでおり、決して模倣などではなく野口弥太郎独自のオリジナルの作風として決定付ける作品の一つなのではないでしょうか。ここまで、大胆に描くことのできる日本の檀家もそういないでしょう。数々の秀作を出し続けてきた日本フォービスム界の巨匠である野口弥太郎。彼の功績は後世に遺すべき伝説なのです。

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