小林古径の掛軸を買取いたしました
小林古径について
みなさんこんにちは!
先日、広島といえば!な宮島に行ってきました。とてもきれいでした!
そのちょっと前には同じくフェリーに乗って大久野島にも行ってきました!
広島周辺は自然を活かした観光地が多くステキですね!
趣味で写真もやっているので、とても楽しいです!
広島でおすすめの場所、穴場なお店などがありましたら是非教えてください!
今回の記事で紹介するのは日本美術の中心的画家の小林古径先生です。
小林古径は1883年に新潟県に生まれた明治~大正~昭和を生きた芸術家で、本名は小林茂というそうです。
幼い頃から絵が好きだった古径は、11 歳の頃から山田於菟三郎や青木香葩のもとで日本画の手ほどきを受けていたといいます。
小林古径といえば、代表作に「髪」があげられます。
2人の姉妹が髪を梳いている絵なのですが、必要最低限の画材を使用し、背景は全く描かれていません。
ですが、その絵からは品格のようなものがあふれております。
繊細でいながらも力強いその絵はいったいどのようにして生まれたのでしょうか・・・。
1922年、古径は前田青邨と共にヨーロッパへ修行に向かうこととなりました。
そこで課せられた仕事が、イギリスの大英博物館で中国は東晋の名画「女史箴図巻」を模写する仕事でした。
「蚕の吐く糸のような」と評される線描が特色のこの中国古典を研究することで、古径は中国様式の技法に魅了されていくことになります。
その結果、上記の「髪」が誕生しました。
修行中に学んだ特色を古径がいかんなく発揮した名作です。
簡潔に、かつ力強く描かれた線、女性の体の質感や髪の一本一本を美しく繊細に描いた作品で、日本で初めて切手化された裸婦画としても有名です。
さいごに