【銀座本店:絵画買取】マーティロ・マヌキアン ミクストメディア版画
さて、今回はマーティロ・マヌキアンのご紹介です。
文字ではマーティロ・マヌキアンと書きますが、読むとなるとマーティロ・マヌキャンとなる方がなぜかしっくりきます。
この業界ならではの職業病でしょうか?
ちなみに、表記としても「マヌキアン」と表記するところもあれば「マヌキャン」と表記しているところもありますね。
これは個人の好み次第です。
テーマ、作風について
話が逸れてしまいましたが…正直な所、マヌキアンに関しては物凄く著名な作家と言うイメージはあまり有りません。
この業界に入らなければおそらく耳にしなかったのではないかと…(汗)
この記事を書くに当たってググッてみましたが、やはりあまり情報はありませんでした。
マイナーな作家さんという事になってしまうのか…。
それでは、数少ない情報ですが彼について紹介を。
マヌキアンは旧ソビエトに生まれ、旧ソビエト連邦芸術家連盟会員として大きな影響を与えた作家さんです。
その後アメリカに渡ってから「青の時代」、「ゴールドの時代」を経て才能を開花させました。
マヌキアンの精神根底には「自由・冒険・自然・愛」があるという事で、これらに基づいて『新しい光の時代』と持てはやされました。創作意欲も旺盛で、原画の枚数では千点をも超えているようです。
作風に関しても色々な手法を用いて斬新な作品を発信していました。複数の異なる素材や技法を組み合わせて作られるミクストメディアの版画を多く制作しているのも、彼の特徴のひとつかもしれません。
モチーフでは女性が多く、マヌキアンならではの官能的でありロマンティックな作品が多数を占めます。
その中でも、あまり見かけないモチーフでは、海を主題にした作品もあります。
作品に関する本人の下記コメントを見て頂ければ分かるかと思いますが、グッと来るものがあります。
私にとって、海は心の楽園を表しています。潮が引いたり満ちたりすることは心臓の 鼓動のようです。海は力強さと賢明さを持ち合わせています。それがこれまでも、 そしてこれからも私の楽園の鼓動となるのです。
海が好きな自分としても共感出来る面があり、驚きです。
気になった方は是非マヌキアンの世界に飛び込んでみて下さい!