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Posts by 北村 純
日本画家・奥田元宋。風景画で新朦朧派を確立
奥田元宋(おくだ・げんそう)は、明治に生まれ戦後の日展を中心に、晩年まで精力的に活躍した日本画家です。水墨画とヨーロッパの色彩を融合し、自身の内面を描き出した元宋独自の技法は「新朦朧体」と呼ばれています。また「元宋の赤」と呼ばれる独特な赤色で表現した風景画は、見る人に鮮烈な印象と...
2021年08月31日
陶磁器ブランド・ミントン。世界で最も美しいと称された「ハドンホール」を制作
ミントンは、イギリス中南部の窯業地ストーク・オン・トレントに18世紀末から操業をはじめた陶磁器メーカーです。花柄の「ハドンホール」シリーズがとても有名で、食器だけではなくタオルやエプロンなどのファブリック製品も多く、食器好きでなくとも知名度が高い人気のブランドです。 ミントンが...
2021年03月24日
アール・ヌーヴォーの巨匠エミール・ガレ。その作品・代表作の特徴と評価
19世紀後半のアール・ヌーヴォーを代表するフランスの工芸家「エミール・ガレ」。フランス・ロレーヌ地方ナンシーを拠点に、ガラス工芸をはじめ、陶器や家具など幅広い分野の工芸作品を生み出し、今なお国際的な評価を得ています。 この記事では、そんなエミール・ガレの生い立ちや作品の特長・評...
2021年03月24日
絵画も残した文豪・武者小路実篤。作品は小説同様、人間讃歌に溢れる
文豪・武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)。「白樺派」の小説家として、あるいは理想郷の実現を目指した「新しい村」の建設として有名ですが、美術にも強い関心を持っていました。ロダン、ルノワール、ゴッホ、セザンヌなど、当時の西洋美術を日本に紹介し、美術に関する著作も多数あります。...
2021年02月24日
パリ画壇を席巻した日本人画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ)の作品とは?日本画と西洋画が融合した技法の魅力
藤田嗣治(つぐはる)は第二次世界大戦以前にフランスで成功した日本人画家です。26歳のときパリへ渡り、「乳白色の肌」という藤田独自の画風で、一躍パリ画壇の寵児となりました。晩年にフランス国籍を取得し、キリスト教の洗礼を受け「レオナール・フジタ」と名乗るようになります。 おかっ...
2020年12月22日
【大阪本店:絵画買取】大山忠作 彩色
重厚な「静」の空間。 大山忠作の作品を見たことがある人は、恐らくこの言葉の意味が分かると思います。 私が彼の作品を始めて見た時、このような印象を抱きました。 風景画、人物画、静物画など、生涯にわたり数多の作品を作成してきた画家・大山忠作について、今回は触れたいと思います。日...
2020年04月10日
【京都店:銀製品買取】石黒光南 銀瓶
今、京都では「京の冬の旅」というキャンペーンが実施されています。 京都というと、葵祭・祇園祭・時代祭・五山の送り火といった四大行事や、寺社仏閣に映える桜や紅葉など自然を見に訪れる方も多いかと思われますが、京都は春や夏、秋だけではないんです。 冬は冬でゆっくりと観光や文化に触れ...
2020年02月14日
【出張買取:茶道具買取】駒沢利斎 莨盆
駒沢利斎は、千家の家元宗匠の好みや工夫に合わせて道具を作る千家十職の一つで、指物師の家です。 「指物」とはいわゆる木工芸のことです。 木の板や桟に凹凸の組み手を作り、差し合わせて作られます。木工芸によって作られる茶道具の種類は非常に多いため、駒沢家の仕事も多岐に渡ります。...
2020年02月07日
【京都店:西洋美術買取】リモージュ 花瓶
西洋美術というと、マイセンなどの陶磁器をイメージされる方も多いのではないでしょうか。 今回は有名な陶磁器の中から「リモージュ」についてお話ししたいと思います。17世紀のヨーロッパの製陶技術では、くすんだ色で厚みのある陶磁器しか焼くことができず、東洋から伝来した白く美しい白磁は憧...
2019年09月13日